学校に通わなくとも介護士になる方法

介護士になる方法には、資格取得がまずは第一のハードルとなる。
資格を取得していなければ、介護士を名乗って仕事に従事することができない。そこで重要になるのが、資格試験を受験するためにクリアしなければならない条件である。

一つは、福祉関連の養成学校で定められたカリキュラムを全て終了している事が条件となる。
学校には2年制や4年制があり、全ての学習を終えるために数年は時間がかかる問題がある。ただし過去に福祉の実務経験があれば、介護士の試験を受ける条件を満たせる可能性がある。3年以上の実務経験を持つ事が条件であり、福祉の学校に通っていなくとも受験資格が与えられる。

一方で実務経験の日数の計算方法は、正しく行う事が求められる。
一つは従業期間であり、福祉関連の施設に3年以上在籍していたかどうかが重要となる。そのため施設に籍を置いていた事実が証明できなければ、受験資格が得られないため注意を要する。また従業日数を満たしていても、従事日数が規定に届いていなければ介護士の受験資格の獲得には問題がある。従業日数は介護施設に実際に勤務した日の数を総計したものであり、たとえ在籍期間が3年を超えていたとしても介護業務に従事した日数が規定に達していなければ問題がある。

この従業期間や従業日数は、複数の福祉施設にまたがる場合でも総計して計算する事ができる。
介護士になるため過去の介護業務の経歴を振り返り、条件をクリアしているかどうか確認する意味はあるのだ。